大分県日田市の大原八幡宮で行われている米占い(粥占い)は、炊いたお米を神殿に1か月収めることで、生えるカビを見ながら、毎年の吉凶を占う神事です。神殿に納められているお米に生えてくるカビ。このカビを科学的視点から観察した細矢剛さんに詳しい話を伺いながら、参加者のみなさんとともに、このカビを科学的観察のスケッチ法にチャレンジします。さらに想像力でのドローイング遊びも行います。
講師:細矢剛(菌学/国立科学博物館植物研究部長 兼 筑波実験植物園長、日本菌学会会長)
1963年生まれ。大学卒業後、製薬会社の研究員を経て、2004年より国立科学博物館に勤務。専門は菌類(きのこ・カビ・酵母)の分類や進化・生態に関する研究。動物でも植物でもない菌類の世界と、人間とのつながりをもっと知ってもらいたいと、展示や講演会などで、幅広く菌類の重要性をアピールしている。OPAMでは「未知っち、見ちっちvol.1 科学者と表現者」(2020年)、「What’s Museum? お米とお酒を視る」(2021年)に続き、3回目の登壇。
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大分県立美術館 学芸企画課 教育普及室
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