弥生時代にたくさん作られた釣鐘型の青銅器「銅鐸」。いったい誰が、どんな目的で作ったのでしょう。目にする銅鐸は緑色だけど、使っていた当時はピッカピカ。サイズもいろいろあるし、模様・文様も様々です。楽器なの?それとも祭器なの?諸説ある中で、形状、文様をもとに、その用途を歴史や文化とともに伺います。
講師:井上洋一(考古学/奈良国立博物館 館長)
1956年神奈川県相模原市生まれ。國學院大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期単位を取得。1985年、東京国立博物館(東博)に入り、東博の学芸部考古課先史室長や事業部教育普及課長、九州国立博物館学芸部長、東博学芸企画部長などを歴任。東博副館長を経て、2021年4月、奈良国立博物館長に就任。日本考古学が専門で、日本の青銅器文化の研究などを行っている。日本ユネスコ国内委員会委員、ICOM日本委員会理事として、文化財保護や博物館活動にも尽力している。2019年6月から2021年3月までは、大分県立美術館の特別顧問も務めた。
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