Phenomenaの写真で検証された古代の原像を、古神道霊学を牽引してきた武田崇元と語る。
武田崇元
フェノメナ
【『フトマニクシロ・ランドスケープ』とは】
写真家:山﨑治雄の系譜を引く能勢伊勢雄監修による、銀塩写真家集団Phenomena写真展『フトマニクシロ・ランドスケープ』。布斗麻邇寄代(フトマニ・クシロ)とは霊線(=霊的な結界)を意味し、王(天皇)を含め民がクシロの内にいる限り安泰であるとされていた。この領域は祭祀の場所となり”國”になったと考えられている。代表的なフトマニ・クシロには、伊勢を中心に丹後や各地を結ぶ日本国建国の「五十鈴フトマニ・クシロ」がある。クシロは移動し、二十七地点への拡がりを見せながら自然と人工の綾なす庭から国家へと変遷していった。その実体を支えた我国の建国の跡を写真で辿り検証する。
【Phenomena メンバー】
岡茂毅、片山貴文、木村匡孝、柴田聖子、能勢遊神、森美樹
銀塩写真家集団Phenomena
2008年岡山市で結成