「見る」「観る」「診る」「看る」、そして「視る」。
“みる”っていったいどういうこと?
休憩を含めて3時間のワークショップ・レクチャー。
ただ話を聞くだけじゃなく、資料や映像を交えるのはもちろん、時には身振り手振りの実演や演奏を交えたワークショップ形式のレクチャーです。
其の三 「みる」から「読む」へ ~きれいだけじゃない、絵地図の魅力
大きく迫力のある絵地図は畳に敷き、四方から見ていたため、絵の中に上下はありません。またその多くは「城」を中心に「道路」「河」「集落」が描かれています。こうした絵地図はなぜ描かれたのでしょう。歴史の背景に隠された秘密を絵地図から探る! 描かれた城下町の絵地図を現在と比較して街道を歩く「絵図ウォーク」を実施している臼杵市歴史資料館の館長、菊田徹さんのお話です。
講師:菊田徹(臼杵市歴史資料館 館長)
1948年福島県生まれ。専修大学文学部人文学科(考古学専攻)卒業後、宮城県多賀城跡研究所で、東北の古代城柵調査に携わる。1976年から臼杵市教育委員会社会教育課で、臼杵市の埋蔵文化財調査並びに文化財全般にわたっての保護・保存、町並み保存事業等の仕事に従事。臼杵磨崖仏の保存修理工事等を担当。臼杵市の文化課長、教育次長などを歴任し、現在、臼杵市歴史資料館館長。