大分を拠点に現代的で利用者の視点に立った建築設計を行う塩塚隆生氏と、近代日本彫刻史を研究する田中修二氏をゲストスピーカーとし、レクチャー前半では、ランドスケープやモニュメントなどイサム・ノグチの環境デザインに関する仕事を出発点に、「空間を彫刻する」というテーマで自身の活動や歴史的考察についてご発表いただきます。後半には、大分県立芸術文化短期大学美術科教授で本展実行委員長の根之木英二氏、および当館館長新見隆を聞き手に、イサム・ノグチ庭園美術館やモエレ沼公園なども例に、両ゲストのプレゼンテーションに対する質問などを織り交ぜたクロストークを展開します。
【パネラー】
塩塚隆生氏
建築家。1965年、福岡県生まれ。大分大学工学部建設工学科卒業。大分大学大学院修士課程修了。1994年、1級建築士事務所塩塚隆生アトリエ設立。2012年より、大分大学工学部福祉環境工学科建築コース客員教授。近作に大分県教育センター(2015)、大分空港旅客ターミナルビル内エアポートラウンジ(2012)大分市誕生100年記念モニュメント『百年の樹』、新竹田市図書館など。
田中修二氏
大分大学教育学部教授。近代日本彫刻史を研究。1968年、京都府生まれ。1999年、成城大学大学院文学研究科美学・美術史専攻博士課程後期修了。博士(文学)。
2001年4月大分大学教育福祉科学部講師。2005年4月より同助教授。2007年4月より同准教授。2015年4月より現職。2016年4月より教育学部附属教育実践総合センター長。2012年4月より大分県立芸術文化短期大学非常勤講師。2016年大分県立美術館「生への言祝ぎ展」実行委員長。