美術家の青木美歌さんは、植物の細胞や花粉をモチーフに、生命の在りようをテーマに作品を制作しています。その作品は透きとおった美しさの中に、生命の力強さを感じます。それはガラスという繊細な素材と植物をモチーフにした形態から来ますが、主に視覚で作品をとらえて感じたことと言えるでしょう。一方、触覚は作品の重さ、温度、テクスチャー、そして形の向こう側を感じることができます。今回のワークショップでは、青木美歌さんの作品に視覚と触覚を意識しながら接し、触覚の中でも触る[さわる]と触れる[ふれる]という二つの感覚について思いめぐらせます。そして、OPAM初、2017年9月よりアイスランドで制作を始めた青木さんの生活を大自然の風景とともに撮影した映像満載☆当日の電波状況により、海の向こうとつながるかも???
C. ファミリーワークショップ① そっと、やさしく
キラキラ光る青木美歌さんの作品。そっと、やさしく、触れてみます。感じたこと、想ったことをアイスランドの青木さんにお手紙を描こう!
日 時 :2018年3月28日(水) 10:30〜13:30
定員と対象:未就学児とその保護者 5組10名程度
【その他の「視覚と触覚のワークショップ 触る[さわる]と触れる[ふれる]」関連講座】
A. 触覚の覚醒 目隠しすることから始めよう!
目を瞑ってみる。するといままで気づかなかった音や空気の流れに気が付く人は少なくありません。いろいろな素材に触りながら眠っていた触覚を呼び起こします。
日 時 :2018年3月21日(水・祝) 10:30〜12:00
定員と対象:小学4年生から一般 15名程度
B. 掌の中の宇宙 ガラスに触る・命に触れる
青木美歌さんの作品を視覚と触覚でたっぷり体感します。何を想い制作しているのか。「Aコース 触覚の覚醒」と併せて参加すると視覚と触覚をたっぷり使って楽しいこと間違いなし!アイスランドからのビデオレターも届きます。
日 時 :2018年3月21日(水・祝) 13:30〜15:30
定員と対象:小学4年生から一般 15名程度
D. ファミリーワークショップ② 見て、触って、視てみて
目を瞑っていろいろなモノを触ってみよう! 指先がたくさんのことを感じられるようになったら、青木美歌さんの作品を触ります。どんな感じがするかな?
日 時 :2018年3月29日(木) 10:30〜13:30
定員と対象:小学生とその保護者 5組10名程度
PROFILE
青木美歌 美術家
東京都生まれ。
武蔵野美術大学 / 工芸工業デザイン科ガラス専攻卒業、Royal College of Art / Ceramics and Glassコース修士課程修了 (英国・ロンドン)。
2017年2月に開催した「あなたに続く森」(ポーラミュージアムアネックス/東京・銀座)では、植物のライフサイクルをモチーフに、目に見えない生命の「繋がり」を表現し、中沢新一(人類学者)ディレクションの「野性展 飼いならされない感覚と思考」(21_21 DESIGN SIGHT/東京・六本木)では、南方熊楠(博物学者)の研究資料とともに展示された。アイスランド在住。