造形作家の橋本真之さんから作品の制作について伺うワークショップ・レクチャーです。
春の特別ワークショップ2021~手が語るⅡ
Aコース:作家に触れるワークショップ「増殖する宇宙の林檎」
講師:橋本真之(鍛金造形家)
造形作家の橋本真之氏は、熱した銅を叩いて造形物を制作する、いわゆる鍛金・鍛造という方法で制作をしています。圧倒的スケール感を伴う巨大な作品は、機械や助手を使うことなく、あくまで自らの手で制作することにこだわっています。それは工芸なのか、彫刻なのか、という議論を美術業界に巻き起こしました。1990年代には大分市内で行われた現代美術展でも来県。今もひたすら作品を作り続ける橋本さんに、制作について伺います。
Profile:橋本真之(鍛金造形家)
1947年埼玉県生まれ。1970年東京藝術大学美術学部工芸科卒業。銅板を打ち延ばした球体や袋状の形態をつないだり、組み合わせたりして不規則な連続が増殖していく金属造形を制作する。鍛金による徹底な手仕事による制作は、叩けば延びる素材の特性と、作家の形態への意識を融合させた造形となり、工芸の造形の本質を追求しながら、現代美術と工芸が融合した造形活動を行っている。
【問い合わせ先】大分県立美術館 学芸企画課 教育普及室
tel:097-533-4502/mail:edu@opam.jp