国の重要無形民俗文化財である「日田祇園の曳山行事」が、ユネスコの無形文化遺産に「山・鉾・屋台行事」として登録されたことを記念し、新年を迎える祝賀の特別展示を開催します。
12月27日(火) 10:00~ オープニング式典
日田の祇園祭は、毎年7月20日過ぎに隈八坂神社・竹田若宮神社・豆田八坂神社の三社で行われる祭礼行事で、江戸時代から続いています。祇園祭にあわせて行われる9基の山鉾の巡行は、「日田祇園の曳山行事」として、平成8年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。そして、このたび全国の他の32の祭りとともに「山・鉾・屋台行事」として、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
9m近い山鉾への飾りつけは、町内の皆さんの手作りによるもので、歌舞伎の一場面を題材としています。
飾りつけが山鉾の前面の華であるのに対して、背面の華が「見送幕」です。幕は高さ3m、幅1.5mもあり、緋羅紗地に金糸を用いて、虎や鳳凰などを刺繍した豪華絢爛なものです。
豆田下町見送幕「鳳凰」(平成26年度復元新調) | 港町見送幕「牡丹に唐獅子」(平成21年度復元新調) |
大和町見送幕「岩に虎」(平成19年度復元新調) | 中城町見送幕「玄武」(平成27年度復元新調) |
共 催:日田市・日田市教育委員会・日田祇園山鉾振興会