ー和の美を問うー
日本随一の内容を誇る何必館・京都現代美術館所蔵の魯山人コレクションの中から厳選した作品を、「陶」「書」「茶」「花」「食」の5つのテーマに分けて展示。それぞれのテーマに合った空間を、作品の魅力を一層引き立たせる古材や更紗(さらさ)、根来(ねごろ)などと取り合わせて演出することで、「用の美」にこだわり続けた魯山人の創作世界とその精神を、より鮮明に紹介します。
○チケット(前売券・当日券)販売場所
大分県立美術館、iichiko総合文化センター 1F インフォメーション、トキハ会館 3F プレイガイド、中央町プレイガイド、ヱトウ南海堂、大分市府内五番街商店街振興組合、大分県芸術文化振興会議、大分県職員消費生活協同組合、ローソンチケット(L83555)、チケットぴあ(P768-215)大分合同新聞社本社受付・同プレスセンター、OBS大分放送本社
※ローソンチケットおよびチケットぴあは2017年3月1日(水)より販売開始です。
京都上賀茂の社家に生まれ、書家、篆刻家として出発した北大路魯山人(1883(明治16)年-1959(昭和34)年)は、陶芸をはじめ書・絵画・漆芸・篆刻・金工など、個性溢れる作品を数多く生み出しました。
また、美食の追求からその実践の場として「美食倶楽部」、「星岡茶寮」を創設し当時第一級の政治家や財界人、文化人らが集うサロンとして、その名は全国に広まりました。鎌倉の「星岡窯」で、魯山人自身が使うために生み出された器の美しさは、日本だけでなく、海外でも高く評価されています。昭和29年にニューヨーク近代美術館で「魯山人展」が開催されたのをはじめ、国内外で多くの展覧会が開催され、魯山人の作り上げた美学は没後半世紀を経た今もなお、人々を魅了してやみません。
「何必館・京都現代美術館 魯山人コレクション」は、館長である梶川芳友氏が、50年に渡り蒐集した、日本随一の内容を
魯山人の作品は、「使う」ことで一層の輝きを放ちます。生涯をかけて日本の美と食を追求した魯山人の「和の美を問う」という、これまでにない充実した展覧会になります。この機会に是非ご高覧ください。
北大路魯山人 《つばき鉢》 1938年 何必館・京都現代美術館蔵 | 北大路魯山人 《於里辺篭花入》 1951年 何必館・京都現代美術館蔵 |
北大路魯山人 《黒織部沓》 1952年 何必館・京都現代美術館蔵 | 北大路魯山人 《木の葉平向》 1953年 何必館・京都現代美術館蔵 |
北大路魯山人 《篆刻清風》 1940年 何必館・京都現代美術館蔵 | 北大路魯山人 《獨歩青天》 1953年 何必館・京都現代美術館蔵 |
何必館・京都現代美術館は、京都市、八坂神社近く・祇園四条通りの北側に、1981年11月に開館した美術館です。人間は、学問でも芸術でも定説にしばられ、自由を失ってしまう。定説を「何(なん)ぞ、必(かなら)ずしも」と疑う自由の精神を持ち続けたいという願いから、「何必館(かひつかん)」と名づけられました。村上華岳、山口薫、北大路魯山人の三人の作品を柱に、近・現代の絵画、工芸、写真、書など国内外の幅広い展覧会が開催されています。地下1階から地上5階にわたる展示室では、部屋ごとに設えやライティングにも工夫が凝らされ、静かに作品と対峙できる空間です。また、最上階には「光庭」と茶室があり、建物の中にありながら、自然の移ろいを感じられる美しい美術館です。
共 催 大分合同新聞社、OBS大分放送
後 援 大分県、大分県教育委員会、大分県芸術文化振興会議、西日本新聞社、NHK大分放送局、エフエム大分、
大分ケーブルテレコム株式会社
特別協賛 三和酒類株式会社
企画協力 何必館・京都現代美術館
北大路魯山人展 テレビCM
「何必館コレクション 北大路魯山人展 -和の美を問う-」 ギャラリー・トーク
OPAMミュージック・イン・ミュージアム 2017 Vol.13 「筑前琵琶で聴く語りの美」
書ライブ 「何必館コレクション 北大路魯山人展 -和の美を問う-」関連イベント
茶席 「何必館コレクション 北大路魯山人展 -和の美を問う-」関連イベント