日出町在住の河野真一郎さんは、美術研究所やデッサン教室に通いながら、毎日のように絵を描き続けてきました。
四つ切画用紙に水彩で大分の風景を描くのが河野さんの定番スタイル。描けば描くほど、絵の具の混色や細部の描き込みにのめり込み、画面が濃密になっていきました。じっくり1年をかけて仕上げた作品もあります。
今後の作品も期待される河野さんの絵画表現を、ぜひお楽しみください。
出展作家:河野真一郎(こうの しんいちろう)
河野真一郎(こうの しんいちろう)
2002年日出町生まれ。広汎性発達障がいがあり、13歳から大分市のデッサン教室に通い、絵画制作をスタート。処女作から風景画を好んで制作している。ディテールの細やかさ、繊細な色味、緻密さを追い求めていく作風は作家自身を表している。若手アーティストとして今後の活躍が期待されている。naNka 所属アーティスト。
つくりたいから、つくる。描きたいものを、描く。
『gallery MAPO』は、自らの思いを自由に表現した作品を紹介するコーナーです。
こうした表現は「アールブリュット(生の芸術)」や「アウトサイダーアート」などと呼ばれています。
「MAPO」とは「magic pocket」……「魔法のポケット」という意味を込めました。
小さなポケットから魔法のように生み出される不思議な作品たちをイメージしています。
大分県内で活躍するアーティストの「生」の表現を、ゆっくりとお楽しみください。