「エコール・ド・パリ」と「竹」。
開花する個性、凝縮した技。
時空も技法も異なる二つの芸術(アート)は、パリと大分を舞台に、多くの恵まれた才能(タレント)を世に送り出しました。今回のコレクション展では、エコール・ド・パリを軸に近代絵画の優品を多数ご紹介するとともに、企画展「竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクション ーメトロポリタン美術館所蔵」の開催にあわせて大分の竹工芸を特集します。
1920年代のパリには、各国から芸術家たちが集い、カフェや共同アトリエで互いに剌激し合いながら制作に励みました。「エコール・ド・パリ」と呼ばれた時代のこれらの芸術家たちから、ピカソ、藤田嗣治、ローランサン、キスリングら、中心的人物たちの作品を、また、荻須高徳、東郷青児、山口長男ら、パリでの活動を礎に画風を発展させた日本人画家の作品をご紹介します。
時代を超えて、伝統を継承し、新たな価値を創造する大分の竹工芸。別府竹工芸の黎明期に深く関わった佐藤竹邑斎、竹芸を芸術の域に発展させた生野祥雲斎の他、新旧の作家の名品を一堂にご紹介します。清楚な仔まい、緻密な技、ダイナミックな編組など、ヴァリエーションに富む竹の美の豊かな広がりをご堪能ください。
大分県内の小学・中学・高校生(これらに準ずる者を含む)とその引率者が教育課程に基づく教育活動として観覧する場合は事前にお申し込みが必要となります。以下の様式でお申し込みください。
コレクション展Ⅱ「エコール・ド・パリと竹」ギャラリー・トーク