日本画家・福田平八郎(1892-1974)は、徹底した写実作品から出発し、次第に画面の簡略化を進め、晩年には明るい色面構成の世界に達しました。一方、洋画家・宇治山哲平(1910-1986)は、漆芸の分野から出発し、版画制作を経て、油絵に転向。鮮明な色彩と幾何学的な画面構成による独自の抽象表現を切り拓いた作家です。彼らは共に独自の画世界を進めながら、事物の抽象化や色面による画面構成を進めました。そこには、日本の近現代美術の大きな流れも見ることができます。
コレクション展Ⅳでは、福田と宇治山のこうした作品の移り変わりを代表的作品だけでなく、素描や資料もあわせて紹介します。
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- 会期
- 2019年10月25日(金) ~ 12月3日(火)
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- 開館時間
- 10:00~19:00
※11月2日(土)まで9:00~19:00
※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
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- 休展日
- なし
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- 会場
- 大分県立美術館3階 コレクション展示室
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- 主催者
- 公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館
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- 観覧料
- 一般300(250)円 大学生・高校生200(150)円
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下は無料
※大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI無料、TAKASAGO無料、UME団体料金
※高校生は土曜日に観覧する場合は無料
※県内の小学・中学・高校生(これらに準ずる者を含む)とその引率者が教育課程に基づく教育活動として観覧する場合は無料
※障がい者手帳等をご提示の方とその付添者(1名)は無料
※学生の方は入場の際、学生証をご提示ください
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- お問合せ先
- 大分県立美術館 Tel:097-533-4500