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展覧会

gallery MAPO (ギャラリーマポ) 薬師神文孝のアルミホイルの宇宙

出展作家:薬師神 文孝(やくしじん ふみたか)

豊後大野市犬飼町の自然豊かな小高い丘の上に、自閉症の人のための入所施設「めぶき園」があります。園で過ごす1日の活動には、生産活動・療育活動・クラブ活動といった様々なメニューがあります。

薬師神 文孝さんは生産活動「アート課」で、アルミホイルを使った不思議な創作を続けています。毎日毎日、職員とともに生みだされるこの表現は、まるで星の集まりがいつしか銀河になるように、静かに輝きながら広がりをみせています。

会期
2024年5月2日(木)~6月30日(日)
休展日
なし
会場
大分県立美術館 2F
開館時間
10:00~19:00 ※金・土曜日は20:00まで
観覧料
無料
お問合せ先
おおいた障がい者芸術文化支援センター 097-533-4505

薬師神 文孝 やくしじん ふみたか

1974年生まれ。1991年より社会福祉法人萌葱の郷 めぶき園を利用。

薬師神さんには常に肌身離さず持ち歩くものがあります。それは風船のゴムの欠片を指先で丸めた1㎝ほどの球体。いつもコネコネしており、たまに落とすと慌てて探し拾います。まるで薬師神さんの宝物のようです。そんな薬師神さんにアート制作ではどんな表現活動が良いのか模索していたところ、この球体をヒントにアルミホイルを5センチほどカットしてみました。すると宇宙の広がりを見せるように制作が進み始めました。

指先で丸めたアルミホイルを一つ一つ丁寧に台紙に貼り作品を作ります。キラキラと光る小さな球体で埋め尽くされた作品はまるで小宇宙のような美しさを放っています。

gallery MAPOについて

つくりたいから、つくる。描きたいものを、描く。
『gallery MAPO』は、自らの思いを自由に表現した作品を紹介するコーナーです。
こうした表現は「アールブリュット(生の芸術)」や「アウトサイダーアート」などと呼ばれています。

「MAPO」とは「magic pocket」……「魔法のポケット」という意味を込めました。
小さなポケットから魔法のように生み出される不思議な作品たちをイメージしています。

大分県内で活躍するアーティストの「生」の表現を、ゆっくりとお楽しみください。

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(ご意見、お問合わせ先)
大分県立美術館
〒870-0036 大分市寿町2番1号
TEL:097-533-4500 FAX.097-533-4567