視るは楽しい教材ボックス A. ストーン&ピグメント・ボックス①




 教材ボックスA.「ストーン・ボックス〜ミネラルからピグメント」は、大分県から採集した土・石をもとにつくった顔料、県内の歴史遺産で使用されたと推定される顔料、および天然の色材・鉱物顔料による色見本からなり、鉱物マニア必見のボックスだ。県内の顔料は10,000色を目指し、今も作り続けているが、現在は1/10ほど(1,000色くらい)完成している(ブログ内/大分県から絵の具をつくる・顔料 を参照)。



 さて、今回はその中から、天然の色材となる鉱物を中心に紹介する。

 
ラピスラズリ/瑠璃
アズライト/藍銅鉱
マラカイト/孔雀石
シンバー/辰砂
ヘマタイト/赤鉄鉱
オーピメント/石黄
クオーツ/水晶/尾平鉱山 こうもり抗
クオーツ/水晶/尾平鉱山 晶洞抗
クオーツ/水晶/尾平鉱山 晶洞抗
タイガーズアイ/虎目石
ソーダライト/方ソーダ石
アマゾナイト/天河石
カーネリアン/紅玉髄
グリーンジャスパー/緑碧玉
レッドジャスパー/赤碧玉
カルサイト/方解石
クリソコラ/珪孔雀石
カルサイト/方解石


 結晶した形・色は、見れば見るほど美しい。
 
 これらの鉱物は砕いて顔料にするが、砕けば砕くほど、粒子が細かくなればなるほど、その色は薄く、明るくなる。また展色材により、発色に違いもに出る。

 教材ボックスの鉱物・岩石は、まだまだたくさんあるので、少しずつ、紹介してゆきたい。
 
大分県立美術館 教育普及室  榎本寿紀